まず、「葛」は植物の名前です。
マメ科に属するツル性の植物で多年草です。
日本では沖縄県を除いた46都道府県で生い茂っています。
あまりにも強い繁殖力と生命力で「見渡す限り葛」なんて景色も珍しくないんですよ。
高速道路の周りや河原・空き地etc 。 とにかく迷惑な雑草です。
そんなにたくさん生えている葛なんですが、この植物が葛だと知っている人はたぶん1割以下ですね。
学校の授業では習わないし、だれかに教えてもらう機会もないし、普段から見てても気にならないし。
もし葛っぽい植物を見て、「これ葛かなぁ」って迷ったら葉の枚数を数えてみてください。
葛の葉は三つ葉なんです。↓
大きい物だと一枚が顔くらいあります!
ってことが言いたくて撮りました。(田舎ものですからピースが基本です)
8月に入ると少しずつ花が咲いてきます。
ピークとしては9月上旬から中旬くらいです。
小さな蕾がたくさんあって、下から上に向けて少しずつ咲いてきます。
枯れながら咲きあがっていくので満開にはならないんです(写真の下部は枯れてます)
葛はマメ科の植物ですので、花の後には豆が成ってきます。
ホントに小さな小さな豆です。
ザックリと葛について説明しましたが、
葛は葉や花も食べれます。
葛のツルは布を作ることもできます。
葛の根は「葛根湯」の材料として重宝しています。
人の生活にプラスを与えてくれます。
たくさんの人が葛に目を向け、有効な活用法がドンドンでてくれば
雑草とは呼ばれなくなる。
そんな日が来ればいいですよね。